機能めっきから装飾めっきまで
金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)、無電解ニッケル(Ni-P)、ニッケルテフロン(Ni-PTFE)、ニッケルボロン(Ni-B)、亜鉛(Zn)(クロメート、ユニクロ、オリーブ、黒)等

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明盛鍍金工業株式会社  

 めっき豆知識

◆ 三価クロメートとは
 三価クロムめっきと、三価クロメート(亜鉛三価クロメート)とはまったく異なるめっき方法です。
 三価クロメートとは、通常、亜鉛メッキ後の後処理として耐食性付与のため、三価クロムのクロメート(クロム酸塩)の薄い皮膜を付けることをいいます。外観色調はユニクロに近いものとなります。クロメート処理をするものは、亜鉛めっきと、亜鉛合金めっき、アルミクロメートの3種がほとんどです。
◇ 亜鉛メッキ
 亜鉛メッキは、代表的な防錆めっき法として広範囲な分野で活用されています。鉄の防食にきわめて効果的であることに加え、めっき浴及びクロメート処理の進歩によって外観性能も向上し、装飾的用途での評価も高まっています。
 一般に亜鉛めっきは、めっきしたままの状態では比較的変色、腐食しやすいため、4種類のクロメート処理を行ったものが利用されています。それぞれのクロメート処理の概要は下表の通りです。
後処理の種類 タイプ 外観色調 使用条件・目的
光沢クロメート
(ユニクロ)
外観型 青銀白色 美観を持たせ、耐食性をさほど重視しない部品。
耐食型 青〜
セミイエロー
耐食性を重視しR/Lの色別に。
有色クロメート
(クロメート)
一般型
塗装下地型
黄金色
または虹色
耐食性を重視した部品。
黒色クロメート
(黒)
外観型 黒色 耐食性は良好で、装飾部品にもよく利用される。ただし、体摩耗性を重視しない部品。
耐食型 黒色 耐食性を重視した部品で、耐候性にもすぐれる。
緑色クロメート
(オリーブ)
燐酸耐食型
有機酸型
オリーブ色
暗緑色
苛酷な腐食環境で使用される部品。
◇ クロメート処理
 金属をある種の溶液中に浸漬し、表面に金属塩被膜を生ぜしめることを化成処理といいます。化成処理によって着色皮膜を得ることを化成着色(または化学着色)といい、電解による着色または発色と区別しています。
 クロメート処理は、代表的な化成処理法であり、耐食性付与の後処理法として、また塗装下地用としての密着性向上に、きわめて有効な方法です。亜鉛めっき後のクロメート処理は、外観(装飾性)向上にも有効です。クロメート処理はつぎのようなめっき、素材に適用されています。
 ・亜鉛めっきやカドミウムめっき後のクロメート
 ・銀めっき後のクロメート(変色防止用)
 ・アルミニウム上のクロメート(別称アロジン)
 ・マグネシウム上のクロメート
電解によるクロメート処理もあり、近年、ニッケルめっき上の電解クロメートが薄金色被膜を有するため、装飾用に注目されています。
3価クロムメッキ
3価クロムメッキについてのさまざまな情報をお知らせします。

めっき豆知識
三価クロメートとは

取扱品目
主要取扱品目
製品例

会社概要
明盛鍍金工業株式会社は昭和19年創業。機能めっきから装飾めっきまで、めっきを中心に発展してきた会社です。

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